ピアノを習っている方の多くが悩むのが、「譜読みが苦手」という問題です。
音符を見ると頭が真っ白になる、ト音記号とヘ音記号が混乱する、弾くたびに指が止まってしまう…そんな経験はありませんか?
「譜読みが遅い=センスがない」わけではありません。
実は譜読みには コツとトレーニング方法 があり、それを知るだけで驚くほどスムーズに読めるようになります。
今回は、初心者から再挑戦の大人まで使える「譜読み克服テクニック」を分かりやすくご紹介します。

■ まず知っておきたい「譜読みが遅くなる原因」
譜読みが苦手な人には、次のような共通点があります。
- 毎回「ド・レ・ミ…」と数えてしまう
- 指番号で覚えていて、音で理解していない
- 一音ずつ読もうとして、文章のように読めていない
- ト音記号とヘ音記号の切り替えが苦手
- 譜読みの練習時間を「演奏のついで」にしてしまっている
これらを克服するには、「読む力」と「見る力」を別々に鍛えていくことが大切です。
■ 【克服テクニック①】“音を読む”のではなく“位置で覚える”
いちいち「これはド、次はレ…」と数える方法では、いつまでたってもスピードが上がりません。そこでおすすめなのが 「基準音を作ってそこから見る方法」 です。
たとえばト音記号なら「真ん中の線=シ」、ヘ音記号なら「二つの点の間=ファ」。
この“基準の場所”を覚えておくと、周りの音がすぐに判断できます。
■ 【克服テクニック②】毎日1分だけ“音符カード”トレーニング
譜読みは 演奏とは別にトレーニングするほうが圧倒的に効率的 です。
- 音符カードやアプリで「見た瞬間に言う」
- 紙の五線紙にランダムに音を書いて読む
- 左右の音符を混ぜたクイズ形式にする
これを 1日1分でも続けると劇的に変わります。
「弾きながら覚える」よりも「読む練習だけをする」ほうが、脳が整理しやすいのです。
■ 【克服テクニック③】リズムは“手拍子&声出し”で理解する
譜読みでつまずく原因のひとつが リズムの理解不足。
音を読むのと同時にリズムまで判断しようとすると、頭が混乱してしまいます。
そこでおすすめなのが 「音を読まずにリズムだけ練習する」方法。
- 楽譜の音符を声に出して読む(ターン・ターン・タタタなど)
- 手を叩きながらリズムを刻む
- 音符の長さを言葉に置き換える(長い→ハァァン、小さい→タ)
リズムが先に理解できると、音符を読むときの負担が軽くなります。
■ 【克服テクニック④】「グループで読む」ことでスピード倍増!
一音ずつ読むのではなく、音のかたまりで見る訓練をしましょう。
- 上昇する音 → 「登ってる」
- 同じ高さの音 → 「横ばい」
- 和音 → 「その形を丸ごと認識」
早く読める人は「読むのではなく“見て感じている”」状態です。
慣れてくると、まるで文章を読むように音楽が頭に入ってきます。
■ 【克服テクニック⑤】弾く前に「歌ってみる」
譜読みがうまい人は 弾く前に楽譜を声に出して読むことができます。
- ドミソ → 「ド・ミ・ソ」と歌う
- 低い音も高い音も声で感じる
- 難しい部分を「歌えるようになるまで繰り返す」
“歌える=理解できている”証拠。これを習慣にすると、演奏の精度が一気に上がります。
■ 【まとめ】譜読みは「センス」ではなく「訓練」
- 音符は「数えない」、位置で覚える
- 音符カードやアプリで 毎日1分の反復
- リズムは 先に声・手拍子で理解
- 一音ずつではなく「かたまりで読む」
- 弾く前に「歌ってみる」
この5つを意識するだけで、譜読みは驚くほどスムーズになります。
最初は時間がかかっても大丈夫。繰り返すうちに「知らないうちに読めるようになっていた!」という瞬間が必ずやってきます。
譜読みは“苦手なまま我慢するもの”ではなく、“工夫次第で楽になるもの”。
今日から少しずつ、自分に合った方法でトレーニングしてみませんか?

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